平成27年度 札幌南三条病院 病院指標

呼吸器外科では、1番目に多い症例も3番目に多い症例も、肺癌の手術症例です。
1番目の症例の中心静脈注射とは、濃い栄養液を血管内に投与する方法をいい、当院では区域切除以上の手術を行うときに行います。
当院では、胸に開けた小さな穴に胸腔鏡を用いて、病気の部分を切除したり縫合したりする胸腔鏡手術を積極的に導入しております。
これは従来の標準開胸手術に比べて小さな創で行える手術のため、創の痛みや体の負担が少なくて回復も早く、入院期間が短くなります。
当院では肺癌手術の8割以上が胸腔鏡手術なので、全国平均日数よりも短い日数での肺癌の手術が可能となっています。

呼吸器内科の1番目と2番目に多い症例は共に肺癌の化学療法の症例です。
使用する薬剤によって在院日数は変わりますが、全国平均と同じくらいになっています。
3番目の気管支鏡検査は、がんかどうかを判別したり、がんの組織を調べたりするときに行います。
当院では1泊2日の入院で行うことが多くなっています。

当院では胸腔鏡手術を積極的に導入しており、上位3位の手術がすべて胸腔鏡手術の症例となっております。
1番目が肺癌に対して行われる肺葉切除術で、3番目の症例が肺の一部を摘除する部分切除術になります。
2番目の症例は、主に気胸に対して行われる手術となっております。

10症例未満の症例は-（ハイフン）を入力しております。