肺ドックのご案内


肺ドックのご案内
  【主な検査項目】
  ・最新鋭・超高速ヘリカルCT『マルチディティクターCT』
  (食事制限などの事前準備不要

  ・胸部XP
  ・かく痰細胞診
  ・肺機能検査
  ・腫瘍マーカー
  ・呼吸器内科の専門医による診察
  【費用】
  ・20,000円(消費税別)
  【お申込み・お問い合せ】
  ・健診センター専用ダイヤル:011-233-3040
         


思いあたる方は、肺ドックを受診しましよう 
・喫煙指数400以上(喫煙指数:1日の喫煙本数×年数)
・同居者にヘビースモーカーがいる。
・血縁者にがんになった人がいる。
・風邪をひくと咳・痰が長引きやすい。
          


『マルチディテクターCT』による肺ドック 

最新鋭の超高速X線ヘリカルCT『マルチディテクタCT』を導入し
新たに『肺ドック』を実施しております。

肺がんの早期発見のために、より高度な診断へ・・・
専門医が画像診断します。


 日本人の肺がんによる死亡者数は、2011年より年間7万人を超
えております。男性におけるがんの中では、肺がんが、がん死亡率
原因のトップに立っており、がん死亡の実に23.9%(平成26年)
を占めております。死亡率は胃がんの14.4%、肝臓がんの8.8%
を上回っています。女性の死亡率でも、肺がんは胃がんの11%の
次に多い14%となっています。

 従来多かった胃がんの死亡率が確実に減少している大きな理由と
して、胃内視鏡やバリウムなどによる健康診断などで、早期発見・
治療が可能になったことが考えられます。それに対して、今まで肺
がんは早期発見が少なかったため、治療が遅れてしまう傾向にあり
ました。当院で採用しているマルチディテクターCTの使用により
肺がんの検出率が従来の方法に比べ約2倍となり、数mmの大きさ
の初期がんが検出できるようになりました。15mm以下の肺がんの
場合は、生命予後は格段に良くなります。治癒も可能な早期肺がん
検出のために、肺がんの治療実績が道内トップクラスの呼吸器内科
呼吸器外科の多くの専門医のいる当院で、定期的に肺ドックを受け
ることをおすすめします。
 □マルチディテクタCT


早期に発見される『肺がん』
 
 肺がんには、血痰やせきなどの自覚症状のでやすいものと、でに
くいものがあります。『扁平上皮がん』は気管や太い気管支に発生
することが多いので、早期から自覚症状があらわれます。
一方、『腺がん』は肺自体に発生することが多いので、かなり進行
するまで自覚症状がないので、検診や人間ドックで初めて見つかる
ことが多いのです。
 通常X線写真は、元々立体である人間の体を平面に投影した『影
絵』の写真なので、がんが肋骨や血管の陰に隠れて死角になること
があり、熟練した医師でも70%くらいしか肺がんを発見できない
と言われています。この問題を解決するのが、当院の肺ドックで行
っているマルチディテクターCTです。これにより、人間の体を螺
旋型に輪切りした映像をつくり、X線写真で死角になる場所の小さ
な肺がんの発見が可能になります。


マルチディテクターCTと超高解像度モニター
 
 従来型のにCTを用いた場合の、肺の標準的な投映法(厚さ10㎜
・間隔10㎜)では、肺上部の胸壁近くの病変や、淡い小さな病変
が見逃されることがありました。しかし、当院では最新鋭・超高速
X線ヘリカルCT『マルチディテクターCT』を導入し、極めて薄い
スライス厚で短時間に広範囲な肺の断層を撮影することが可能にな
ったため、診断に使用できる画像情報量が数倍と飛躍的に増加しま
した。また、当院では撮影した膨大な画像情報をコンピューター(
画像記憶装置)に保存し、それをフィルムの代わりに最先端の超高
解像度モニター(921万6000画素、ハイビジョンテレビの約4.5倍)を
使用して、直接詳細な画像を見て診断を行うことができるため、旧
来のフィルム画像に比べて、より確実な診断が可能となりました。
 □超高解像度モニター


肺ドックで診断可能な肺がん以外の疾患
 
 肺ドックは、長期喫煙者に併発しやすい肺気腫や、虚血性心疾患
などの一部の心臓血管疾患の早期発見にも有効です。肺気腫は治療
が遅れたり病状が進行した場合には、酸素吸入が必要となる状態や
寝たきりになったり、手術が必要になる買いもある病気ですが、肺
気腫も、症状が出る前の軽度な状態から診断が可能です。
 


  


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