呼吸器の病気


肺がん  
  がんは発がん物質が遺伝子に傷をつけることで発生します。
  血痰・咳・胸痛などの自覚症状により発見されることがあり
  が、発生部位によっては、自覚症状が悪く検診でみつかる場
  合もあります。タバコには多くの発がん物質が含まれており
  喫煙により肺がんになる危険性が増加すると言われています


肺 炎  
  ウイルスや細菌が肺の中で異常増殖した状態です。症状には
  咳・痰・高熱・呼吸困難・胸痛・全身倦怠感などがあります
  乳幼児や高齢者では必ずしもこれらの症状がでない場合もあ
  りますので、ご注意ください。  


気管支喘息  
  何らかの原因により気道が狭くなります、さらに痰などがつ
  まることで呼吸困難が生じます。発生時にひゅーひゅー、ゼ
  ーゼーと喉がなることが特徴的ですが、このほか咳が主体な
  ど症状は様々です。


慢性閉鎖性肺疾患(COPD)  
  1秒間にどれだけ早く息がはける能力があるか肺機能の検査
  をして、検査値が70%未満の場合に考えられる病気です。
  以前は痰が多い『慢性気管支炎』と主に肺胞の壁が壊される
  『肺気腫』に分けられていましたが、合併率が高く、原因も
  タバコが主体のため統一されました。


気 胸  
  肺の表面に小さな穴があいて空気が胸腔に漏れたため、肺が
  つぶれて小さくなった状態です。肺が大きくつぶれている、
  何度も気胸を繰り返す場合は、手術が必要となることがあり
  ます。  


気管支拡張症  
  気管支が部分的に以上拡張した状態をいいます。細菌などが
  繁殖しやすいため気管支炎や肺炎を引き起こすことがありま
  す。咳や痰が続き、時には血痰がでる場合もあります。これ
  らの症状が続き、副鼻腔炎(蓄膿症)と言われたことがある方
  はご注意ください。


肺結核  
  結核は結核菌による感染症です。高齢者や若年者に多く、他
  の人に感染するため注意が必要です。代表的な症状は、微熱
  ・咳嗽・痰・血痰・倦怠感・発汗・食欲不振などです。  


その他  
  一口に呼吸器疾患といっても様々な病気があります。
  『長期間咳が続く』『痰が増えた』『熱が続く』『最近体重
  が減った』などの症状がある方は早めに受診しましょう。 

  

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